今日、焦りを感じる出来事がありました
知り合いで、時々ネイルサロンに行く人の話です
「クーポンサイトで見つけた安いネイルサロンに行ったけど
すぐに剥がれてしまって、その後の自爪はめちゃめちゃ薄くて
お風呂に入ったらお湯が沁みて痛い、つらい(泣)」
爪を見せてもらったら、確かに薄くてペラペラで
爪の真ん中に横筋のひび割れが出来ていて、どうやらそこからお湯が沁みるようです
施術内容をよく聞いてみたら、
マシンでジェルをざっと削る→アセトンをアルミで巻く→
プッシャーでオフ→取り切れないジェルをファイルで削る
と、ここまではまあ普通の範疇ですが、その後が問題!
ジェルはもう取れているのに、自爪がつるつるになるまでファイルで削っていたと言うのです
「まだ削るの?」と思うほどだったとか・・・。
どう考えても削りすぎ!!
確かにネイリストとしては、平らで滑らかな自爪の上の方がジェルを載せやすいのが正直なところですが
多少の凸凹はジェルでカバー出来る技術を持っていなくてはなりません
その上、そのネイリストさんは
「爪が薄くなっているので、しばらくジェルはお休みしてください」と言ったとか。
薄くしたのはアナタでしょ?呆れてモノも言えません。
何が間違っていたかというと・・・
まだまだ多くのサロンで採用されている、アセトンでのオフですが
これがそもそも自爪を傷めます
アセトンでオフした後は、次のジェルの付きを良くするために露出した自爪を削ります
爪は一か月に3ミリ前後伸びるのですが、爪全体が新しく入れ替わるまで
何度も何度も自爪は削られることになります
そして、削られれば削られるほど、ジェルの持ちは悪くなってしまうのです!!
じゃあどうすればいいのか?
「ジェルはアセトンでオフしないで、ベースジェル一層だけを残してマシンで削る」
それはネイリストだからと言って誰でも出来る技術ではありません
技術を習得するには、時間もお金も必要なので
ネイリストの研修にお金をかけていない、安い料金のサロンでは出来ないのです
綺麗になるためにネイルをするのに
安いから選んだサロンで最後には爪がボロボロになってしまう
本末転倒ですよね?
私はネイリストになってから、ずっとそのことを伝え続けているけれど
知り合いにすらなかなか伝わらないのに焦りを感じました
そのネイルサロン、大丈夫ですか?